複数人数で買い物に来た客が、レジ待ちの際、一人を並ばせておいて追加で足りないものを調達に向かう行為をよく見かけるのだけど、アレを明確に取り締まってくれるお店は無いものかと前々から思っている。
並んだあとに「そういえばあれを忘れていた」と思い出し、仕方なく取りに走る、というのならまだわかる。
けれど、そうではなく、明らかに長蛇の列に並ぶ時間を厭って、予め“時短”という計略のもとに動いているだろう人が、一定数いる。
そういう人は、並ぶ時間が長いことをいいことに、“カゴに入れ忘れたひと品、ふた品”というレベルではない量の物資を次々と放り込んでいたりする。
お店側には、あれを“違反”と線引きしてほしい、と、切に願う。
ちゃんと買うべきものを揃えた上でレジに並んでいる身にとっては、見ていて鬱陶しいなあというか、なんというか、率直に、腹立たしいことこの上ない。
あれは、割り込みに等しい行為だと感じているのだけど、違うかな。
先述した通り、“並んだあとにふいに思い出して“というのならいいのだ。
けど、私がよく目にしているのは、まだ買うものを決め切っていない人たち。
夫婦で来ていたりして、数品を選んだあとにレジへ向かい、旦那だけ並ばせておいて、さあそれから何を買おう? というスタンスの人たち。
いや、それはもう並び直してくださいよ、という人たちなんだよなあ。
当然前に並ばれた身としては、こういう人たちがいなければその分早くレジ会計を済ますことができるわけで。
別にそこまで時間に切羽詰まっているわけでもないのだけど、こういう人らのせいで生じている時間のロスだと考えると、不愉快極まりないのです。
昔、レジ打ちが始まってもなお追加であれこれ持ってくる光景を見た際「買う物が決まってから並んでもらえませんか?」と一度それとなく進言したことがあるのだけど、すごくイヤな顔をされたんですよね。
随分と年配の人だったけど、なんなんだろうね、あれ。自分が注意されることは断固として認めないくせして、平気で他者のことは咎める目付き。
これは単にレジに並ぶ際の話にとどまらなくって、多勢が容易く優位に立つ、その構造が見えてきて、悍ましさと同時に恐れすら感じるのです。
自分さえよければそれでいい、の精神が無意識に根付いちゃって、そういう人らが多数派側に付いたとしたら、取り返しのつかないことになりますよね。一人じゃ到底太刀打ちできないなーと、買い物をしながらそんな徒労感を覚えるのです。
少なくとも自分は、これからも買う物がしっかりと決まってから並ぶようにします。それがあたりまえか。
一緒に買い物に行った人が同等の行為をしようものなら並び直すように注意してきたし、これからもするよ。あたりまえか。
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■今日の一曲
Sheryl Crow「If It Makes You Happy」
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