いちデザイナーとしての率直な意見

最近広告を見ていてよく思うのだけど、企業はその商品を売り出したいのか、「自分たちはこれだけのタレントを起用できるんだ」というのを誇示したいのか、よくわからないものが多いよね。
昔からこんなのでしたっけ?
やたら鼻につくんだよな。


起用されているタレントもタレントで、その商品に対してこのタレントでなければならない、という必要性を感じないものが多過ぎる。
ただ企業側がステータスにしたいだけのようにしか感じられなくて、ひたすらに購買欲を削がれるばかり。


ここ一年の間によく電車に乗るようになり、車内広告で多く見るのはアルコール飲料の類。
どこの会社もこぞって同じような構図でひたすらキモイ。
何? 自社商品を広告する時は漏れなく隣にタレントを添えなきゃいけない制約でもあんの?
タレントも自分たちがどんな扱われ方されてんのか把握してんのかな?
バカの一つ覚えみたいにグラス掲げて決め顔晒してるのは、気持ち悪いを通り越して滑稽でしかないぞ!?


極めつけはコピーライティングのヘタさ。
含蓄ありそうでその実中身がスカスカの頭の悪さ丸出しの文句ばかり並んでいて、それならもういっそテキストなんか何も載せずに、商品写真のみバーンと写すだけの方がまだマシ、というような惨状。


何もかも的外れ。
全体的にレベル落ちてるよね。
間違いなく落ちてる。
デザインやってる人は、もっと正直に物申した方がいいよ。





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■今日の一曲
Weezer「Blue Dream」




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