【ライブレポ】Horsegirl Japan Tour 2025

Horsegirl Japan Tour 20252025.9.16.Tue. 渋谷WWW X






行ってきました。
とてもいいライブでした。

今年一番聴いているアルバム『Phonetics On and On
あまりの良さに、勢いで取ったチケット。
取った甲斐がありました!

限られた楽器での音づくりの妙を垣間見た気がします。
演者の数だけ生み出す表現、音像ってあるんだな、と改めて実感。
フロント二人の弦楽器の音はもちろん、やはり、生演奏の醍醐味はドラムの音だなあと思い知りました。
リズムを刻みながら、メンバーの様子をよく見ているなあという印象。
後ろから二人を鼓舞しつつ、自身も楽しげに演奏している様を観ていると、こちらもどんどん気持ちが昂ってくる。
時に激しく、時に穏やか…といったメリハリを楽曲に与えることに大いに貢献している、と思った。
ドラムのことはあまり詳しくないけど、フロアタムをよく使ってるように感じた。そのぶん金物の音がより強いアクセントになって効いている、気がする、あまり詳しくないけど……。


--------------------



さて、ここからは苦言を呈することとなる。
ライブ、彼女たちの演奏自体は良かったのだが、鑑賞マナーに対してはげんなりする思いだ。

特に禁止されていない公演だったのだろうか、スマホでの動画・写真撮影に興じる人があまりにも多過ぎる。
“それぞれの楽しみ方がある”という観点からいえばあまり外野からああだこうだ言いたくはないのだが、周囲でカメラ構えてぐだぐだ動かれると、はっきり言って邪魔なのだ。興醒めもいいところ、没入している心を台無しにされる。
私自身のみの価値観で語らせてもらえば、“ライブ”とは“体験”の場だ。
その貴重な体験の場を“記録”してしまってどうするんだ!? という気持ちが拭えない。
目の前のパフォーマンスを目に焼き付けるでなく、撮影などといった行為で浪費するのだとしたらあまりにももったいない。到底“記憶”になど残らんだろう。

“好き”が共通した場に集った者同士、本来であれば共鳴が生まれそうなものだが、残念、私はこうした人間とは一生分かち合えそうにない。
極論で物申してしまうが、こういう人たちは“音楽が好き”なんじゃなくて“音楽が好きな自分が好き”なだけ。心から楽しんでなんかいやしないよ。
じゃなけりゃ、曲のリズムに合わせてノッていた身体が、スマホ撮影の途端に(カメラがブレないように)制止するわきゃない。自然と身体がノッてるんじゃなくて、“ロックにノレてる自分カッコイイィ~”ってか? バァカ。

どうせその撮った写真や動画はSNSに挙げるんだろ?
「いいね」もらって承認欲求満たすか(←言っとくけど1ミリたりとも「よくない」からな!)、再生数稼いで金儲けするかのどっちかだろ!?
そんな私利私欲のために、貴重な体験を台無しにされたくないんだよこっちは。
いい加減にしてくれ。
撮影に夢中だった連中が、アンコール無しで終了したパフォーマンスに対して「いいねトガってるね~」などと沸いていたが、アホか、こんな鑑賞マナーの悪い連中の前に、誰が二度とステージに戻ろうなんて気持ちが起こるかってんだ。彼女らの気持ちになってよーく考えろ。その無いアタマでてめぇらの愚鈍な行為を今一度省みやがれ、ボケが。

はあ……、撮影したい奴には専用スペース設けたり、チケット料金別途追加徴収したり、なんらかの対策を講じてもらえないもんかね。
痴漢行為に対しての声明がようやくちらほら聴こえてくるようになった昨今、“生の演奏を楽しみたい”という純粋な想いを凌辱されているって意味では、これだってだいぶ悪質な行為だよ。そうは思いません?

会場の提供者であったり、演者であったりから、なんらかの見解を聴かせてもらいたいものです。じゃなきゃ、イヤな想いするんだもん、この先ライブに行けなくなるよ……。



コメント