“スコットランドのDIYインディーポップ姉妹デュオ”との惹句のもと紹介されていたThe Cords。
だいぶ好みの音で、ここ1ヶ月間での愛聴盤となっている。
1stアルバム『The Cords』
リリースは9/27。
先行で「Fabulist」がリリースされたのは夏の初頭あたりだったか、試聴して気になって以来、「I'm Not Sad」、「When You Said Goodbye」と立て続けにリリースされる楽曲を聴きながらアルバムの発表を待っていた。
アルバム全体の感触としては、先行シングルから大きく路線を逸れるような楽曲無く、徹底してわかりやすく簡潔な音づくりに終始している印象。
そもそも、バンドがギターとドラム、という2人体制であるがゆえに、音を重ねることへの追求は端からコンセプトになさそうだ。
生み出されたシンプルさが、「単調」と映るリスナーには些か退屈に感じてしまうかも知れない。
そもそも、バンドがギターとドラム、という2人体制であるがゆえに、音を重ねることへの追求は端からコンセプトになさそうだ。
生み出されたシンプルさが、「単調」と映るリスナーには些か退屈に感じてしまうかも知れない。
けど、私はこれはこれでいい、と好ましく思っている。
半ば同じように聴こえていた曲たちも、繰り返し聴いていくうちに個々の持ち味がみえてきた。
前半よりも後半(レコードでいうとB面)の方がバリエーションが豊富に感じるかな。
先行リリースされた3曲を核に、散りばめられた13曲の作品、と捉えると非常に滑らかに腑に落ちる、そんなアルバム。
スコットランドでわりとこんな音楽が派生してきている歴史があるようで、詳しい人からしたら二番煎じに感じたりもするのかな。
私はジャンルとかあまり詳しくなく、地域を意識したりして音楽を聴いてこなかった無知さがあるので、新鮮に心地よく聴けています。
でも、The Cordsをインターネットで調べて出てくる他バンドの名前を見たりすると「ああ、確かに好きで聴いてたやつだ」という気付きもあったりする。共通点はどこかしらにあるのですね。

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